真面目な脳のイラスト

バイクを選ぶうえで、ご自身の性格を理解することはとても大切です。自分の性格が分かっていれば、バイクに何を求めるのかを知ることもできるはず。こちらでは、性格から相性の良いバイクを探っている方の一助となれば幸いです。

真面目と評されるホンダ

よく言えば真面目で優等生、悪く言えば融通がきかない。そういわれたことはありますか?

ライダーであれば「真面目」と聞いてピンとくるメーカーがあるかもしれませんね。そう、世界が誇るホンダです。

ホンダ製品は「生活を豊かにする」モビリティを目指していて、だからこそ優等生ばっかりで、攻めた感じのバイクがあまり出てこない。つまらない。そういうイメージを持っているライダーも多く存在します。

けれども、いくら融通がきかない人でも、真面目一辺倒ということはありませんよね。真面目に作るというのは、当たり前のものやつまらないものを作ることと同義ではないんです。ココをはき違えてはいけません。真面目であることは、つまらないこととイコールにはならないのをホンダバイクは教えてくれます。

ホンダは”真面目なモンスター”を生んでいる

さんざん「無難」と言われるホンダですが、実は「不常識を非真面目に」を掲げてバイクを作っているんです。ホンダのバイクをよくよく見れば、「ああ、性能がいい無難なマシンだね」で片づけられないということもよく分かります。ホンダ製には『最終兵器』と冠して差し支えないバイクがいくつもあるのです。

リッター120馬力を出す空冷4発・CBX400Fやリッター70kmの原付・スーパーカブを生み出したホンダというメーカーが”無難でつまらない”と言われるのは不思議でなりません。

「ホンダのバイクは、バイクについて詳しくない人が見ると面白みに欠けた真面目なマシンに見える」というのが実際のところではないかな、と私は思うのです。

「どうせ性能がいいのは分かるから、別のを見てみよう」。そう思わせるほどの安定感があるという意味で、ホンダのバイクはしばしば「無難」とか「とりあえず」という枕詞をつけられます。ですが、実際のところ、ホンダバイクは真面目な顔をした”モンスター”が多いのも確かです。

底が知れないスペックを持っているけれど、それを「無難」「とりあえず」という言葉で流せてしまうような安心感・安定感。ホンダのバイクは、真面目な性格をお持ちの方との相性がとても良いバイクといえるでしょう。